パラダイス銀河 Artist: 光GENJI Arranged by あはは
源氏のあだ名はまさにこの人達、光GENJIに由来します。元々は「光」と「GENJI」という2つの別グループで、それらが合体して光GENJIとなったそうです。彼らに印象的なのはローラースケートでステージ中を踊り狂う謎のスタイル。いやいや、馬鹿にしてはいけません。今では「最後のスーパーアイドル」などと称され、歴史に名を刻んだ伝説の存在なのです。
HiQでは楽譜はめんどくさいから作らないという方針でしたが、源氏の「このあだ名になったからには、卒業するまでに光GENJIの曲をやらなきゃいけないと思うんですよね」という謎の義務感に満ちた一言がHiQをこの曲へと導きました。アレンジ担当はあはは。
いや、ええ、アレンジとしてはかなりの大作に仕上がったんですが、この曲最大の難所は和音でもリズムでもなく、予想だにしないところに潜んでいたのです。
曲の内容として、サビの歌詞はコチラ↓↓↓
ようこそここへ 遊ぼうよパラダイス
胸のりんご むいて
大人は見えない しゃかりきコロンブス
夢の島までは さがせない
という感じ。そう、歌詞がキモいのです。「歌詞の意味が分からない」を遥かに凌駕する事態です。意味が分からないどころではなくキモいのです。ええ、勘違いしないでください。この歌詞をジャニーズのイケメン達が歌えばちゃんとカッコつくのでしょう。しかしこれを我々がくそ真面目に歌ったところでそれはただの頭イっちゃってる人です。おいしゃかりきコロンブスって何だ。
この由々しき事態に最初に気づいたのは、あははがアレンジ中のこと。歌詞の意味をくみ取ってアレンジを考えるのが普通ですが、意味とかじゃなくて最早キモすぎて歌いたくないという負の感情が襲いかかるのです(←失礼)。この苦悩をHiQメンバーに相談した結果、出した答えは替え歌作戦。れーちゃん漱石を中心に、せめて口に出して恥ずかしくない歌詞を、と必死に頭をしぼりました。
そうして完成した、替え歌ver.のサビの歌詞はコチラ↓↓↓
ようこそここへ アカペラパラダイス
手拍子しよう みんなで
あなたもおいで 歌おうよショータイム
夢のハーモニー 響かせて
こんな感じ。
なんということでしょう。かつてあれほどキモがられた凄惨な歌詞は、替え歌の匠(れーちゃん)によりアカペラのステージの魅力がふんだんに散りばめられた素敵歌詞に生まれ変わりました。
こうしてHiQは「パラダイス銀河」改め、曲名「アカペラパラダイス」としてアカペラライブのスタートにふさわしい一曲を手にし、そのステージの多様性を広げたのであります。
ちなみに光GENJIのローラースケートパフォーマンスに影響され、小学生とかがよく履いてるローラーシューズを漱石だけに履かせてステージを縦横無尽に滑らせるというステージングを計画中です。漱石ただ1人が滑り狂うのがポイントです。